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MARI FUJITA
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2020年12月10日 [絵について]

洋画家 藤田真理 夏に鑑賞した国領経郎展について。

暑い、暑い夏、特別暑い夏に国領経郎展を鑑賞しました。コロナの中マスク姿で、出かけました。

我家から相鉄線でまず湘南台駅へ。湘南台は慶応大学SFCが、あります。学生が多い町です。
湘南台駅から小田急線に乗り換え、藤沢駅へ。藤沢駅からJRに乗り換えて、茅ケ崎駅で下車しました。駅は、桑田佳祐の雰囲気でポスターなどが、あります。茅ヶ崎駅から海の方向へ、10分ほど進みすぐに茅ヶ崎市立美術館に到着しました。

国領経郎画伯の大作100号以上が多かったかと思います。見ごたえのある作品ばかり。砂浜に女性や若者の群像が多くみられました。悩みを抱えた情感に満ちた作品が多くみうけられました。。

小品ではありますが、興味をひかれた作品がありました。ーーー横浜そごうデパートのあの有名なからくり時計の対面に大きなレリーフが設置されています。天井近くにあるので、意外と気がつかないかもしれません。これが、国領経郎画伯の作品です。無彩色なので、ちょっと地味かもしれません。その小品は、このレリーフのエスキースでした。ちょっと感動を覚えました。

30年近く前のことです。上野の都美術館で新制作展を見たその帰りのことです。
國領画伯とJRの電車でご一緒しました。私の友達で新制作の会員の方で、横浜国大出身の方も一緒でした。国領経郎画伯は、その頃横浜国大の教授でした。話が弾み横浜まで、ずうっと楽しく話してきました。
楽しかった記憶をたどりながら見た絵は、灌漑深いものでした。時の流れの速さも感じました。生誕100年記念展でもありました。

夕方近くになり、熱波のような暑さも和らぎ茅ケ崎市立美術館を後にして、海へとむかいました。海はすぐそばです。
太平洋が広がり左手には江の島が遠望。右手には三崎半島のほうでしょうか。伊豆半島でしょうか。夕日がキラキラと輝き身も心も広がりを感じました。

波の音を聞きながら、立ち去りがたく、振り返りつつ海を後にしました。

絵を鑑賞して、広大な太平洋を眺め、素晴らしい一時をすごしました。至福の時間でした。

都会の美術館では味わえない自然と一体化したすばらしい美術館でした。

次回もお楽しみください。



海
              茅ヶ崎海岸
国領
                         国領経郎展  入場券

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